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RFPとは、Request for Proposal(提案依頼書)のことです。「これから新たなシステムを検討したい」「現存のシステムを全面リニューアルしたい」といった際に、発注企業の情報システム担当者が、SIer(エスアイヤー=システム開発から保守運営まで全てやってくれる企業)やITベンダー(IT製品やITサービスを提供している企業)に、自社システムの必要要件や実装機能を明示するオリエンテーション書類です。
① RFPとは
② RFP作成のポイント
③ RFP作成に準備すべきこと
④ RFPのメリット
Contents
1. RFPとは
RFP(Request Ror Proposal)とは、最適なシステム提案を受けるためのオリエンテーション書類です。情報システムの導入を行うにあたり、発注先候補のITベンダーに具体的な提案を依頼します。
平たくいうと、「こういった内容で、こういう条件を満たしたシステム構築をお願いします」という文書です。システム開発の全工程におけるRFPの位置づけは、以下のようになります。
2. RFPでおさえるべきポイント
RFPに決まった書式はありませんが、押さえておくべき重要ポイントはあります。以下に記します。
① なぜシステムを導入するのか、目的を明確にする
② 予算とスケジュールを明確にする
③ システムプロジェクトの責任者を明確にする
④ システムへの要求事項を全て網羅し、共有する
⑤ 曖昧な表現を避け、正確な表現で表記する
最近は、発注側のユーザー企業もFRPに重要性を認識している企業が増えてきており、その重要性が増しています。
3. RFPのメリット
RFPは、システム開発業務上のコミュニケーションの精度を上げ、仕事のクオリティと生産性も上げます。各メリットを詳しく解説していきます。
3‐1. スケジュール、予算、クオリティの実現
RFPの一番大きなメリットは、開発プロジェクトが発注主企業の要求通りに実現することです。時間、コスト、品質の3条件を満たすプロジェクトに近づけます。
3‐2. システム導入概要の明確化
RFPには、発注主の要望項目が詳細に盛り込まれています。文書に記載することで説明の労力が省略でき、プロジェクトに関わるスタッフ全員で共有できます。
3‐3. 社内コンセンサスの効率化
企業で案件を動かす場合、社内で稟議という承認プロセスがあります。係長や課長、部長といった管理職に、「今回のシステムは、こういった目的で、こういう機能を装備して、いくらで、いつまでに作りたいのですが」という内容をわかりやすく説明する機能を持つのがRFPなのです。
3‐4. トラブル防止効果
一般的に口頭だけでの説明では、どうしても勘違いや誤解が生まれる可能性があります。RFPを作成することで、そういったリスクをある程度回避できるというメリットがあります。
4. RFPを作成する前に準備すべきこと
【RFP作成前に準備すべきこと】
① RFP作成チームは、どこか主体でやるのか、メンバー選考などの体制を作る
② 主体になる部署の中核人物がプロジェクトオーナーになるのが望ましい
③ プロジェクトオーナーがプロジェクトマネージャ(PM)を選任し、メンバーを配置する
④ プロジェクトオーナーが、会議を設定する
⑤ システム構築の背景や目的などを取りまとめる
⑥ 業務要求や技術要求、運用要求を洗い出し、取りまとめる
⑦ システムの規模やコスト、スケジュールをシミュレーションする
5. RFPの書き方
代表的なRFPの書き方を、以下に解説します。
5‐1. 提案依頼全体概要
提案依頼全体概要
① はじめに
② 会社概要
③ システム導入の背景
5‐2. 提案依頼手続き
提案依頼手続き
① 提案スケジュール
② 提案依頼書の概要と構成
③ 提案要領
5‐3. 提案依頼概要
提案依頼概要
① 提案依頼範囲
② 提案依頼内容
5‐4. 提案依頼詳細
提案依頼詳細
① 運用体制
② 費用負担
③ 貸与物・資料に関するルール
④ 作業場所
5‐5. 現在のシステムの改題と解決の方向性
現在のシステムの改題と解決の方向性
① 課題1
② 課題2
③ 課題3
④ 課題4
⑤ 解決の方向性
5‐6. 機能要求
機能要求
① 機能1
② 機能2
③ 機能3
④ 機能4
⑤ 機能5
5‐7. 非機能要求
非機能要求
① 非機能1
② 非機能2
③ 非機能3
④ 非機能4
⑤ 非機能5
5‐8. 設計・開発・テスト要求
設計・開発・テスト要求
① 設計・開発要求
② 移行要求
③ 教育要求
5‐9. 補足資料
補足資料
① 年間保守運用の要件と見積もり
② 制作開発時の社内体制
③ システムの操作説明
④ 会社案内と制作実績
⑤ 参考サイト
⑥ 注意事項
6. まとめ
RFPは、システム開発や委託業務をスムーズに進めるための最上流工程であり、プロジェクトの“仕切り”的存在です。
RFPを作成する準備段階においては全体設計と体制作りがなされるので、その本質はルール作りであり、かつ体制構築でもあります。
誰に権限と責任があり、望む要件とスケジュールを明確にしRFPとして文書化することは、お互いが気持ちよく働くためのプラットフォームになるという大きなメリットがあります。