4k8kが放送ビジネスに与える影響とは?世界の最新状況も紹介!

4k8kは、現在の「2K」(フルハイビジョン)を超える超高画質の映像のことです。大画面でも画素の鮮明さが大きな魅力です。

テレビで4kと8kを見るためには、受信可能な4kテレビを購入するか、新4K8K衛星放送対応の外付けチューナーを4k対応テレビに接続する必要があります。

今回ご紹介する企画書『4k8kロードマップに関するフォローアップ会合中間報告(案)』は、三菱総合研究所の作成です。

三菱総合研究所は、三菱創業100周年の記念事業として三菱グループを構成する各社の出資によって設立されました。政府や、官公庁、地方公共団体から委託される各種調査研究に強みを持っています。

 

Contents

1. 4k8kのロードマップに関するフォローアップ会合中間報告(案)企画書から学ぶ

1-1. 4k8kロードマップに関するフォローアップ会合中間報告(案)

4k8k

1-2. 放送サービスの高度化に関する検討会

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① 4k8k、スマートテレビ、ケーブルプラットフォームに関し、ロードマップを策定
② 上記を実行するため、関係事業者等からなる推進体制を整備

<推進体制>
①「次世代放送推進フォーラム」(2013年5月設立)/放送、メーカー、通信事業者等、60社)
②「次世代スマートテレビ推進センター」(2013年7月設立)/放送、通信、メーカー、アプリ開発者等、75社)
③「新サービス・プラットフォーム推進特別委員会(2013年9月設立)/日本CATV連盟内に設置

1-3. 4k8k放送のロードマップ(「放送サービスの高度化に関する検討会」取りまとめ)

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1-4. 政府のIT戦略上の位置づけ

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1-5. テレビ受信機市場の状況~日本でも大型化の進展~

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① テレビ受信機の日本国内市場は需要回復せず、2013年の累計出荷台数538台数と以前厳しい状況(2002年時の約6割)
② 一方で、大型化の進展や4K対応テレビの販売好調による平均単価の上昇等、回復の材料も見えつつある

1-6. 4k(対応)テレビの需要予測(グローバル・国内)

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1-7. 4k(対応)テレビの需要予測(国内)

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1-8. 4k(対応)テレビの世帯普及率(試算)

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① 4K(対応)テレビは、2020年に約2,700万台が普及し、国内の世帯普及率は50%を超える

1-9. 4k対応機器の状況(例)

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① 映画の分野では4K制作が進んでおり、対応機器(カメラ、業務用プロジェクタ等)やコンテンツの市場投入が活発化
② 日本を含む一部の国でしか4Kの放送は開始されていないが、4K対応ディスプレイの市場は立ち上がっている

1-10. 超高精細映像技術の市場予測(世界市場:直接効果)

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1-11. 超高精細テレビジョン放送システムに関する技術基準の整備

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1-12. 4K・8Kの放送・通信サービスの実用化に向けた予算措置

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1-13. 【推進体制】一般社団法人 次世代放送推進フォーラム

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1-14. 次世代放送推進フォーラム 4K試験放送の番組(例)

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1-15. 日本における取組状況(例)(伝送実験等)①

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1-16. 日本における取組状況(例)(伝送実験等)①

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1-17. 日本における取組状況(例)(伝送実験等)①

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1-18. ロードマップ上の「放送」の区分

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1-19. 衛星放送に関する制度と各伝送路の現状

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2. 4k8kに関するおススメYouTube動画の紹介

2-1. 4k、8k?テレビとカメラのビデオ解像度の説明

HD、4K、8Kの違いとは、何でしょうか。それぞれの指定は、画面上のピクセル数を示しています。その重要性を解説してくれているのが、このYouTube動画です。

HD、4K、8K?テレビとカメラのビデオ解像度の説明』では、HD、2K、4K、8Kの違いについて詳しく解説してくれています。

2-2. 4kは凄い!NASAオリジナルの高画質映像

【4K】CG無しの実写!超高画質の宇宙の姿!NASAオリジナルの高画質映像』は、1990年に打ち上げられたハッブル宇宙望遠鏡が撮影した高画質映像が満載です。

2-3. 4k8kと液晶テレビ有機ELテレビを分かりやすく徹底解説

「4Kテレビはどう選ぶ?」「有機ELと液晶どっちが良いの?」「プラズマテレビってどうなった?」そんな疑問は、みんな持っていると思います。

【液晶と有機EL】4Kテレビの選び方 – 4K 8Kと液晶テレビ有機ELテレビを分かりやすく徹底解説【もう迷わない】』は、商品選びの参考になる解説をしてくれています。

 

3. 三菱総合研究所に見るコンサルの特徴

3-1. 三菱総合研究所の企業風土

今回の企画書を作成した三菱総合研究所の強みはどこにあるのでしょうか。具体的なポイントを、以下に記します。

① 連結売上合計894億円(2017年9月)のうち、金融・カードが45%、一般産業が31%、官公庁が24%を占める
② 894億円のうち、セグメント別ではITサービスが567億円、コンサルティングサービスが327億円を占める
③ 自由闊達、個人を重視する企業風土がある
④ プロジェクトが終わったら、クライアントと懇親会をやったり、部署内でも頻繁に開催している風通しの良い社風
⑤ 研究員が700名おり、官公庁部門と民間部門では業務が異なり、文化も異なる
⑥ 裁量労働制なので、働き方はかなり自由
⑦ 専門家集団であり、相手の領域には踏み込まず、自分の領域には踏み込ませずという暗黙の空気がある

3-2. 三菱総合研究所の取り組みに見るビジネストレンド

三菱総合研究所は、以下を日本が直面する重要課題と位置づけています。

① 日本大震災からの復興・再生のためのプランの策定と、その事業化・運営を支援
②「環境」「雇用」「高齢化」を社会のビジョンとして捉え、その実現を支援
③ 市場調査・フィージビリティ・スタディのノウハウを活かし、日本企業の海外展開を支援
④ データベースを駆使したマーケティングを支援
⑤ 官民連携によるICTを活用した社会基盤の整備事業や企業のビジネスモデル構築、業務アウトソーシング、事業継続計画策定を支援