西馬音内盆踊りとは?家の歴史を感じる華麗な衣装も見所です

西馬音内盆踊り(にしもないのぼんおどり)は、秋田県雄勝郡羽後町(おがちぐんうごまち)西馬音内に伝わる盆踊りです。約700年前に始まった伝統行事で、先祖供養や豊作祈願の娯楽イベントです。

大きな特徴は、

本記事では、西馬音内盆踊りについて詳しく解説します。

※0円で無料コンサルあり!公式サイトと求人サイトを兼ねたホームページ制作
最近、ホームページの重要性が増しています。特に自社のサービス紹介だけでなく、新卒・中途の人材採用に効果のあるホームページが注目されています。リクルートで長年ノウハウを積んだプロが、御社のホームページを無料でコンサルします。
☞ホームページの無料コンサルはこちら
 

1. 西馬音内盆踊り2024の概要

まず最初に、今年の西馬音内盆踊りをご紹介します。

<西馬音内盆踊りの概要>
① 開催日/2024年8月16日~18日
② 開催時間/19:30~22:30
③ 会場/西馬音内本町通り
④ 最寄り駅/奥羽本線JR湯沢駅
⑤ 最寄りのインターチェンジ/湯沢横手道路湯沢IC
⑥ アクセス/「羽後町への交通のご案内

 

 

2. 踊りについて

ここでは、踊り方のポイントについて解説します。

1-1. 踊り方について

寄せ太鼓が始まると踊り子や観客が次々と集まり、踊りが始まります。踊りには「音頭」「願化」の2種類があり、交互に踊ります。最初夕方には、子ども達が中心となって音頭を踊ります。そして夜更けから、大人が中心となって願化を踊るのが伝統的なスタイルです。踊りが終了すると、自然と中央の囃子櫓の前に人々が集まります。そして、お互い拍手で讃えながら解散します。

1-2. 踊る場所について

西馬音内盆踊りが行われるのは、西馬音内の町の中心部の大通りです。具体的には、大きな輪を作り、回りながら踊ります。古い街並みの通りを踊ると、江戸時代にタイムスリップしたかのような感覚を味わうことができます。

 

2. 西馬音内盆踊りの衣装について

その独特のファッションが大きな魅力の西馬音内盆踊りの衣装。そのポイントを解説します。

2-1. 成年女性の衣装

まず成年女性のかぶりものは、優雅な「編み笠」です。これには顔を隠すという意味があり、笠をすっぽり深くかぶります。次に着物ですが、「端縫い」衣装を着用します。これは、西馬音内盆踊りの誇りと伝統を代表するものです。「端縫い」を持つ家は限られており、代々伝えられてきた家の象徴として大切にされています。

そして踊り子は、「しごき」という赤や黄色の鮮やかな布を帯に着けて腰に飾ります。最後に履き物ですが、基本は足袋に草履です。この草履は、紅白の鼻緒をつけたお洒落なものです。

2-2. 未成年女性の衣装

成年女性のかぶりものは編み笠ですが、未成年女性は彦三頭巾(ひこさずきん)になります。これは黒木綿で細長い筒状に作り、両目の部分だけ開けたものです。次に着物ですが、絞り染めの浴衣を着用します。成人女性の端縫いとはまた違った可憐な美しさがあります。しごきと白足袋、草履は、成年女性の同じです。

2-3. 顔を隠す理由とは

踊り手は共通して顔を隠しています。例えば鳥追い笠か、目元だけ開いた黒い彦三頭巾をかぶって踊ります。これは、お盆に帰ってきた亡者の姿を表しています。つまり亡者を踊りの輪に紛らせて一緒に踊ることで、供養することを意味しています。

 

3. 西馬音内盆踊り会館について

西馬音内盆踊り会館の写真

西馬音内盆踊り会館(※あきた旅のサポートセンターより)

2005年8月に町の観光交流拠点としてオープンしたのが、西馬音内盆踊り会館です。例えば館内には、100年以上の歴史がある踊り衣装が展示されています。またそれ以外にも、盆踊りの様子を表現した人形や、藍染めの壁掛け、キルトのタペストリーなどが展示されています。

体験交流ホールでは、踊りの練習ができます。左右の壁にある大きな鏡で、自分の踊り姿を確認することができます。また着替えや休憩やできる控室もあります。

 

4. まとめ

西馬音内盆踊りには、先祖供養や豊作祈願の思いが込められています。また日々の厳しい労働や生活から解放される年に一度の盛大な娯楽イベントという側面もあります。

日本の三大盆踊りといわれるだけあり、8月のお盆の3日間には6万人もの人々が訪れます。踊る人も、計2,000人にものぼります。日本の歴史を感じさせる情緒ある街並みを感じながら、踊りに参加する体験は他ではなかなかできない希少価値があります。

本サイトでは、関東のおススメイベントについて特集しています。『関東の夏のイベント2024 おススメ30選!お出かけならココ!』もご覧下さい。

カテゴリー
エンターテイメント