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ソーシャルイベントとは?人脈が広がりスキルも上がる魅力とは

ソーシャルイベント(英:Social Event)とは、人々が集まって交流し、楽しむためのイベントです。その目的は、社会的な繋がりを深めたり、共通の趣味の人間同士の集まりなど様々です。

現代のソーシャルイベントは、地域の集まりからパーティーやライブ、オフ会など多くの種類があります。チャリティイベントやガラディナーなど公益目的のものもあります。近年はインターネットを通じたソーシャルイベントも数多く開催されています。

本記事では、ソーシャルイベントについて詳しく解説します。

1. ソーシャルイベントとは

ソーシャルイベントとは

1-1. ソーシャルイベントの意味

インスタライブ

ソーシャルイベントとは、人々が集まって交流し、社会的な繋がりを深めるイベントのことです。英語では「Social Event」と表記します。直訳すると、「社会的な催しや行事」となります。

タイプ的には、オンラインイベントとオフラインイベントがあります。近年はYouTubeライブ配信や、Instagramライブ配信も増加しています。

1-2. 歴史について

ソーシャルイベントの概念自体は、古代から存在していました。古代ローマやギリシャでは、宴会や祝祭、宗教的儀式が重要視されていました。そういったイベントに人々は参加し、食事をし、音楽や舞踏を楽しみ、交流を深めていました。

セントジェームズ クラブ

その後19世紀から20世紀初頭には、社交クラブやサロン文化が発展しました。例えばイギリスでは、19世紀にロンドンのセント・ジェームス街を中心に、豪華なクラブハウスが誕生しています。

これらのクラブは、もともとコーヒー・ハウスに集まってた人々が、専用の空間を望んだことから生まれたものです。その後厳しい審査を経た会員が集まるこの場所は、イギリス紳士の社交場に発展し、イギリスの近代に大きな役割を果たします。

2. ソーシャルイベントの例

では現代においては、どんなソーシャルイベントの種類があるのでしょうか。ここでは代表的な例をご紹介します。

2-1. パーティー

パーティー

複数の人々が集まって楽しむソーシャルイベントの代表例の一つが、パーティーです。もともとパーティー(英:party)には、「社交の集まり」や「政治集団」、「仲間」という意味があります。お馴染みのものとしては、誕生日パーティーやハロウィンパーティー、クリスマスパーティーなどがあります。

パーティー

例えばよく映画に出てくるサプライズパーティーは、当人には事前告知せずに突然お祝いするパーティーです。一般的なのは、誕生日のサプライズパーティーです。ホスト側は隠れており、当人が部屋に入った瞬間に飛び出て「おめでとう!」と祝うのが王道パターンです。

それ以外にも「ディナーパーティー(晩餐会)」や、「カクテルパーティー」、「レセプションパーティー」など様々な種類があります。また近年は、「婚活パーティー」や「婚活ワイン交流会」も注目を集めています。

2-2. 異業種交流会(ネットワーキング)

異業種交流会

様々な業種の人々が集まって交流できるのが、異業種交流会です。例えばそのスタイルとしては、パーティー形式や勉強会形式があります。また誰でも参加できるものや経営者に限定したものなどがあります。

参加のメリットとしては、「人脈の拡大」や「情報収集」、「営業スキルの向上」などがあります。例えば異業種交流会には、幅広い業種のビジネスパーソンが参加します。またその属性も、会社員だけでなく、経営者やフリーランスなど多岐に渡ります。そういった日頃出会えない人々とコミュニケーションができるのは、大きなメリットといえます。

勉強会

ただし名刺交換をした相手からしつこい営業を受けたり、ビジネス交流会を装った勧誘イベントもあるので注意も必要です。ホームページ等で、主宰企業やクチコミ等を事前にチェックしておくと安心です。

2-3. ライブやスポーツイベント

フジロックフェスティバル

※フジロックフェスティバル公式サイトより

屋外のソーシャルイベントとしては、ライブイベントやスポーツイベントがあります。例えばライブイベントでは、フェスといわれるロック・フェスティバルやソロコンサートがあります。

有名なフェスとしては、「フジロックフェスティバル」や「サマーソニック」、「ライジングサンロックフェスティバル」などがあります。

またソロコンサートとは、アーティストのツアーコンサートのことです。フェスはいろんなバンドを楽しめ、ソロコンサートは特定のアーティストをじっくり楽しむことができます。

サッカーワールドカップ

またスポーツイベントも、ソーシャルイベントの一種です。ちなみに「オリンピック」と「FIFAワールドカップ」、「ラグビーワールドカップ」は世界3大スポーツイベントと呼ばれ、国際的人気を誇る超ビックイベントです。これら以外にも有名なものとして、ウィンブルドンテニス選手権ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)スーパーボウル(NFL)などがあります。これらのスポーツイベントは、国際的な社会的影響力もあります。

2-4. ウェビナー

2-4-1. ウェビナーとは

ウェビナー zoom

ウェビナーとは、ウェブとセミナーを合わせた造語です。従来の主催者と登壇者、参加者が会場に集まるセミナーをオンライン形式にしたものです。別名、オンラインセミナーとも呼ばれます。コロナ禍でリモートワークが普及し、多くの企業がWeb上で開催できるウェビナーに取り組むようになりました。

例えばzoomウェビナーでは、主催者とパネリストだけが顔出しをし、発言権を持ちます。カメラやマイクの操作は、ホストだけが行えます。

また参加者の不規則発言を防止するため、カメラもマイクもオンにできない仕様になっています。つまり参加者同士だけでなく、ホストやパネリストからも参加者の顔は見えません。視聴は1万人まで可能で、多くの視聴者が参加するウェビナーでも対応できます。

2-4-2. 人気のウェビナーとは

では、現在の人気のウェビナーにはどんなものがあるのでしょうか。WebinarRoomに掲載されている人気TOP10をご紹介します。

<ウェビナー人気ランキングTOP10>
①【UI/UX分析 Z世代は本当に使いやすいの?-人気の出前アプリ2社比較】
② 施策に活かせる「顧客理解」とは?~アクションにつながる顧客理解の実践方法~
③ TikTokでバズを生み出すメカニズムについて
④ 生成AIで実現する課題訴求型コンテンツマーケティング
⑤【業務効率化・最適化】業務の棚卸、業務プロセスの可視化の重要性
⑥ ブランドの「本質的な価値」に気付く方法
⑦ LPのビフォーアフター事例紹介!CVするLP講座
⑧【Z世代コミュニティを活用した事例から見る】「共創」マーケティングでZ世代をファン化させる鍵とは?
⑨ テレアポ・広告掲載に代わる!業界No.1が教えるオンラインで集客する方法
⑩ ウェビナーバナー作成方法|基礎から応用まで徹底解説

※2024年12月8日時点データ

3. ソーシャルイベントを開くまでの流れ

ここでは、ソーシャルイベントを主宰し開催する方法について解説します。

3-1. 目的を決める

まず最初に、「何のためにソーシャルイベントを開催するのか」という目的を決めます。例えば、不動産会社が自社のリード獲得のためにウェビナーを開催する事例を以下に記します。

<ソーシャルイベントの概要例>
① 主催/不動産会社
② 目的/自社のリード獲得
③ 手法/ソーシャルイベントの開催
④ 種類/ウェビナー
⑤ ターゲット/名古屋圏在住の富裕層
⑥ 企画タイトル/『実際に〇〇を活用した効果的相続対策例について』
⑦ 登壇者/不動産コンサルタント〇〇氏
⑧ 参加目標人数/800人
⑨ 目標リード獲得件数/30件

3-2. ターゲットを設定する

上に記したソーシャルイベントの場合、ターゲットは名古屋圏在住の富裕層になります。ここで重要なのは、集客の精度を高めるためにペルソナを設定することです。

例えば「年齢」や「性別」だけでなく、「生い立ち」や「学歴」「職歴」「年収」「家族構成」「価値観」などの属性を設定します。そうすることで、どんな人物に訴求するのかがイメージしやすくなります。

3-3. 集客方法を策定する

ターゲットを設定すると、次に集客方法を決めます。集客方法には、魅力的な登壇者や資料、媒体活用、人脈活用などがあります。例えば、媒体の場合は自社サイトやブログ、SNS、ターゲットが見る媒体などが対象になります。また人脈経由の集客の場合、自社サービスと相性が良い影響力のある人物は結果につながりやすいので重要です。

3-4. 事前の準備や運営を詰める

オンラインイベントの場合、ZoomやGoogle Meet、InstagramやYouTubeのライブ機能などを活用して開催することができます。またオフラインイベントの場合は、会議室やホテル、レストランなどの場所を確保する必要があります。

3-5. イベント後の分析・フォロー策を決める

イベント後に参加者の意見を収集し、参加者実数やリード獲得数などの結果数字を分析します。特に重要なのが、参加者の顧客満足ポイントの把握できます。企画内容や表示資料、トーク構成など、精査します。

参加者に評判が良かった部分はさらに強化し、評判が悪かった部分は改善します。そうすることで、徐々にファンを形成していきます。

4. まとめ

ソーシャルイベントは、時代とともに形が変化しています。

日本では、古くは地域のお祭りや集会が、ソーシャルイベントの代表格でした。その地域の老若男女が集い、踊り、食べ、交流を楽しみました。

現代ではIT技術が発達し、人々の価値観も多様化してます。そのため、イベント参加者のターゲティングと集客方法のセグメントがとても重要です。また開催を効率化を図るためには、参加者の会員化、ネットワーク化も必要不可欠です。

運営主催者に求められるマーケティングの基礎知識や技術リテラシーは、年々高まっています。

日進月歩の時代だからこそ、勉強の必要性が増々高まっています。