ケータリングとは?インスタ映えで参加者の満足度は更にアップ!

ケータリングは、人々の働き方やライフスタイルの変化に伴い、多様化が進んでいます。例えばコロナ禍以降に出社回帰とリモートの併用が進み、短時間で質の高い交流ニーズが高まっています。具体的には、社内の懇親会やキックオフ、研修後の懇親、セミナーや学会などがあります。

また、プライベートでもケータリングの利用が増加しています。例えば自宅での誕生日会やホームパーティーなどで使われています。最近はレンタルスペースを借りて、親しい友人と楽しんだり、推し活をする動きもあります。これらは、外食では味わえない落ち着いた空間やプライベート感を重視する方々に好評のようです。

そこで本記事では、ケータリングの概要だけでなく、最新事情やおススメも解説します。今まで使ったことのない方も、これをキッカケに新たな一歩を踏み出せれば幸いです!

1. ケータリングとは

ケータリング

個包装ケータリング

ケータリング(英:Catering)は、指定した場所に料理を運び、会場のセッティング・装飾から配膳、後片付けまでをフルサポートで行うサービスです。ビジネスからプライベートまで、幅広く活用されています。

コロナ禍を経て、個包装ケータリングやライブキッチンのようなスタイルも人気です。前者は衛生面に配慮し、一人分ずつカップやボックスに入ったスタイルです。また後者は、シェフがその場で寿司を握ったり、ローストビーフを切り分けたりするパフォーマンス型です。

2. ケータリングとデリバリー・出前との違い

ケータリング 装飾

デリバリーや出前は、料理だけを運んでもらうサービスです。一方ケータリングは、料理だけでなく、盛り付けや給仕までトータルのサービスが提供されます。例えば会場のセッティングや配膳、後片付けまで行います。またテーブルクロスをかけたり、会に合わせた装飾を行うこともあります。

つまり「空間そのものをレストランのように演出する」のが、ケータリングの大きな特徴です。そしてその魅力は、食事の提供にとどまらず、場の価値や体験そのものを高められる点にあります。

ケータリングとデリバリーの違い

3. ケータリングのメリット

3-1. イベントに合わせてカスタマイズできる

ケータリング ホームパーティー

ホームパーティーで演出も

いろんな会に合わせて自由にカスタマイズできるのは、ケータリングの魅力です。例えば、「規模」「招待者」「会のコンセプト」に合わせて、自由自在にカスタマイズできます。

具体的には「ベジタリアン対応」や「フィンガーフード中心」、「和食中心」「イタリアン中心」といった対応ができます。以前某大学からあった要望で、国際的な学会の後の懇親会のケータリングの発注がありました。

その懇親会には、ヨーロッパやアメリカの大学教授の方々も参加されるとのことでした。そこで、クラフトビールの仕入れの強いケータリングサービスにお願いしました。そこではイギリスやドイツ、アメリカで人気のビールを用意することができました。その結果、海外から来られた教授方の高い満足度を得ることができました。

3-2. 手間がかからない

ケータリングは、手間がかからないのも大きなメリットです。事前に打ち合わせを行えば、イベントの運営は全てやってもらえます。例えば、事前準備からオペレーション、片付けまでプロが対応します。搬入されたものは全て持ち帰るので、煩わしいゴミの片づけも不要です。

またイベントのコンセプトにより装飾が必要な場合でも、同様です。例えばキャンドルやお洒落なコースターといった演出道具も、全て元の状態にしてくれます。

3-3. 移動しなくていい

ケータリング 研修

イベントのパフォーマンスが上がる効果も

イベント開催会場から移動しなくていいのも、ケータリングの魅力です。例えば会場の外のレストランを予約している場合、移動時間が取られます。そして何より、一旦会話が遮断されてしまいます。

ところがケータリングの場合、軽食やフィンガーフードが配置され、取って戻ってまた会話を続行できます。このゲスト同士のコミュニケーションが途切れないことがとても重要です。例えば企業研修の場合、研修後も同じテーブルで食事します。そこでブレストや反省会を行うことで、研修のパフォーマンスが大幅に向上できます。

4. ケータリングの利用の種類

ビジネスからプライベートまで、ケータリングは幅広く活用されています。

4-1. ビジネスで使われるケータリング

懇親会やレセプションパーティー、各種社内イベント、研修後の食事などに活用されています。例えば営業会社のキックオフなどでは、表彰式の後の懇親会に活用された事例があります。また社員総会や社内の忘年会や新年会にもよく活用されています。大規模な研修に活用されたケータリング事例は、『ケータリングとは?サービスのポイントから導入事例まで解説!』でご紹介しています。

4-2. プライベートで使われるケータリング

結婚式の二次会やホームパーティー、誕生日会や女子会、法事でケータリングはよく活用されています。しかも最近人気なのが、レンタルスペースを活用したホームパーティーや推し活です。インスタベーススペイシーといったサービスを活用する若者が増えています。部屋によっては大画面で映画が観れたり、料理ができるキッチンがある部屋もあります。

インスタベース レンタルルーム

インスタベースの大久保のパーティールーム

5. ケータリング業界の最新トレンド

5-1. 健康志向の高まり

ケータリングで提供するお料理は、低糖質で高たんぱくのものが意識されています。また野菜や発酵食品、栄養バランスの良いラインナップが人気です。特に企業が主催されるイベントでは、従業員の健康を意識している会社というイメージ作りにもつながります。

5-2. 環境に配慮した対応

近年特に注目されるようになってきたのが、「サステナブル(環境配慮)」への対応です。具体的には、使い捨てプラスチックの削減や、バイオ素材・紙製容器の使用などがあります。またフードロスを避けるためにも、参加者のニーズを予測したラインナップ設計が求められます。

5-3. 多様な食文化・食制限への対応

5-3-1. ヴィーガン(完全菜食)への対応

ケータリング ヴィーガン

ヴィーガン(完全菜食)に対応する場合、肉や魚、卵、乳製品、はちみつは使用しません。また鰹出汁や煮干し、オイスターソース、バター、チーズなどもNGです。代替食材としては、大豆ミートや豆腐、厚揚げ、ナッツ、豆乳、オーツミルクなどを使用します。

実際の現場では、ヴィーガン専用レシピを用意し、通常メニューと調理器具を分けましょう。またメニュー表に「Vegan(動物性不使用)」と明記することも大切です。事前のヒアリングで「厳格なヴィーガンか」を確認しておくと安心です。

5-3-2. ベジタリアン(菜食)への対応

ベジタリアン

ケータリングにおいてベジタリアン対応を行うことは、ゲスト全員が安心して食事を楽しめるようにするための非常に重要なポイントです。単に「肉を抜く」だけでなく、栄養バランス、彩り、そして「ゲストが疎外感を感じない工夫」が求められます。

ちなみに「ベジタリアン」という言葉は広義の言葉です。そこで対象となるゲストがどの範囲まで食べられるのかを確認することが第一歩です。

ベジタリアンの種類
① ラクト・オボ/野菜や卵、乳製品は食べられるが、肉や魚介類は食べない
② ラクト/野菜、乳製品は食べられるが、肉や魚介類、卵は食べない
③ ヴィーガン/野菜や植物性食品は食べられるが、肉や魚介類、卵、乳製品、はちみつは食べない
④ オリエンタル/野菜(五葷を除く)は食べられるが、肉や魚、五葷(ねぎ、にんにく、にら等)は食べない

また肉や魚を使わないだけでなく、出汁の原材料を明示する必要があります。そして卵や乳製品の可否を必ず事前に確認しましょう。野菜中心でも、グラタンやパスタなど満足感のあるメニュー構成がおススメです。

5-3-3. ハラール対応(イスラム教対応)

ハラール認証

ハラール認証

ケータリングにおけるハラール対応は、ベジタリアン対応よりも工程管理や混入防止において厳格な基準が求められます。またイスラム教の戒律に基づき、単に「豚肉やアルコールを使わない」だけでなく、調理器具の共有や保管状態まで配慮する必要があります。

食材においては、ハラール(許されたもの)と、ハラーム(禁じられたもの)を明確に区分します。避けるべき食材としては、豚肉やラード、ゼラチン、コラーゲンなどがあります。またアルコール類も禁止で、これには料理酒やみりん、酒精も含まれます。これら以外に、イスラム法に従って屠殺されていない牛や鶏も禁止されています。

5-4. SNS映えを意識して装飾する

ケータリング インスタ映え

近年の食事は、美味しさを楽しむだけでなく、「写真を撮り共有する体験」に進化しています。そのためケータリングにおいても「SNS映え(インスタ映え)」は、参加者の満足度を高めるだけでなく、イベントの拡散やブランディングにも直結する重要な要素です。効果的な事例を、以下に紹介します。

5-4-1. 立体感がスゴイ!ドーナツウォール

壁面にフックを並べ、色とりどりのドーナツを引っ掛けて展示する手法です。平面ではなく「垂直」に料理が並ぶ様子はインパクトが強く、パーティーのアイコン的なフォトスポットになります。ケータリングにとっても人気のアイテムです。さらにドーナツにスティックを積み上げると、より華やかになります。

5-4-2. 花がカワイイ!エディブルフラワー

食用花(エディブルフラワー)をサラダやドリンク、デザートに散らす装飾です。無機質な料理も一気に「華やかなガーデン風」に変わり、特に女性ゲストのスマホ撮影意欲を刺激します。

5-4-3. ライブ感溢れる!カッティングサービス

ローストビーフや生ハムの原木を、シェフがその場で切り分ける演出です。動画(リールやストーリー)映えしやすく、音や香りを含めた体験としてSNSに投稿されやすくなります。

5-4-4. グラスに閉じ込める!ヴェリーヌ仕立て

前菜やデザートを小さなグラスに入れ、層(レイヤー)が見えるように重ねます。カラフルな断層は真横からの撮影に最適で、清潔感と高級感を両立できます。デコレーションはより高さを出すことで、立体感が増してより美しく見えるのがポイントです。

5-4-5. 遊び心のあるピンチョス・タワー

一口サイズのピンチョスを山型に積み上げたり、専用のスタンドに刺します。また手に取った瞬間の「手元写真」も撮りやすく、立食パーティーと非常に相性が良いのが特徴です。写真のピンチョスは鎌倉のスペイン料理「anchoa」の写真です。木製の台を使って上品に仕上がっていますね。

5-4-6. テーマに合わせたコンセプチュアル装飾

様々な小物を使って、世界観を統一する手法です。小物には、テーブルクロスやキャンドル、季節の草花、アンティークなどを使用します。例えば「昭和レトロ」なら瓶ラムネやレトロな看板を置くなど、「空間丸ごと映え」を狙います。

6. まとめ

ケータリングの進化は著しいです。場所を移動せずに食べれる利便性や料理の美味しさの追求だけでなく、空間演出までその領域は広がっています。

何よりそのGOALが参加者の満足度とするならば、今やインスタ映えの要素は欠かせないでしょう。お料理の形状や立体感、色のバランスからテーマ性まで、その種類は多岐に渡ります。

また最近推し活に合わせた装飾も、ブームの兆しがあります。自分達の世界観が表現された空間の中で飲食を楽しむ非日常性が、若者を中心に高い評価を受けています。ケータリングサービスが今後どのように進化していくのか、目が離せません。

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